レギュラーラウンド(RR)4位からの下克上を狙うNECが、同2位の埼玉上尾を3-1で下し、22日のファイナル(東京・代々木第1体育館)進出を決めた。8日の東レとの初戦黒星から2連勝。後がない状況からチーム一丸で“聖地”への切符をつかんだ。

日本代表で主将を務めるエース古賀紗理那(26)が「苦しい試合になるのは想定内」と振り返ったように、簡単な戦いではなかった。今季のRRで1勝2敗だった難敵から2セット(S)を先取。しかし、第3Sは猛反撃で奪われた。それでも集中力を切らさず、球際で粘り強さを発揮。守備からリズムを作り、最後は日本代表山田二千華(23)のクイックスパイクで第4Sを取り、一進一退の接戦をものにした。

23得点の古賀は「みんなが苦しい展開の時にカバーしてくれた」と感謝。ファイナルでは初戦でストレート負けを喫した東レに雪辱を期す。

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