男子の岩崎尽真(19=国士舘ク)が歴史的な演技を披露した。

岩崎は大会で初めて男子単独種目として行われた男子ソロのテクニカルルーティンに唯一出場。力強い動きの中で、自慢の表現力もみせた。大会は日本代表選手を海外遠征で欠く中、新たな採点方式によって行われ、ソロテクニカルは広田樹(21=井村ク)が連覇を果たした。

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アーティスティックスイミング(AS)の歴史が大きく変わった。1957年に「日本シンクロ選手権」としてスタートしてから66年、初めて行われた男子の単独種目。ドラマ「プリズンブレイク」の曲に乗って力強く泳いだ岩崎は「男子の歴史にとって大きな1歩。女子のイメージが強いASで男子の強みを生かしたい」と満足そうに話した。

15年世界選手権から混合デュエットが採用され、日本選手権も16年から男子に門戸を開いていた。もっとも、これまでは「女子の大会に男子が出る」感じ。会場の関係もあるが、昨年まで男子の更衣室はなく、多目的トイレで着替えることもあった。今回は「サブプールの更衣室が使えた」と岩崎。環境面でも、ようやく「独り立ち」できた。

来年のパリ五輪からチーム種目に2人まで男子の参加が認められ、現在の日本代表には佐藤陽太郎が名を連ねている。佐藤と親交もある岩崎は「目標は世界での活躍」と話していた。

〇…ルール改正で採点方法が大きく変わった第1日を乗り切って、本間三和子AS委員長は「何とかいいスタートが切れた」と手応えを口にした。これまで以上に技の難度が重視され、100点満点も上限なしに変更。従来とは得点の出方も大きく変わり、戸惑う選手らもいるが「日本はいい対応ができている。大きな改正だけれど、どう変わっていくのか世界の流れも見ていきたい」と話した。