カタール・ドーハで行われた柔道世界選手権男子66キロ級(8日)で2連覇を達成した阿部一二三(ひふみ、25=パーク24)が、来年のパリ五輪での兄妹連覇を誓った。
10日、同女子52キロ級で2連覇した妹の詩(22=パーク24)とともに成田空港に帰国。10時間を超えるフライトの疲労を見せながらも、「兄妹同日V」の話題になると笑顔が絶えなかった。「すごいですよね。五輪から3連続で。でも、一番達成したいのは五輪での兄妹連覇。そこだけを見てやっていく」と力強く話した。
一足先に優勝を決めた詩は、モニターで兄の試合を見守っていたという。「いつも以上に安心して見れた。普段の姿を見ていたら大丈夫だと思っていた」と信頼を明かした。
一二三は、決勝でライバル丸山城志郎(29=ミキハウス)に直接対決5連勝となる反則勝ち。通算4度目のVは、山下泰裕らの日本男子最多優勝記録にも並んだ。「自分の理想の柔道が体現できた。決勝は別物で、最後は気持ちと気持ちの勝負だった。一歩前に出られた」と勝因を分析。丸山については「彼がいたから今の自分がある」と感謝した。
2連覇を遂げ、パリ五輪切符は決定的。早ければ来月の全柔連強化委で最速内定が出る。「(そうなれば)長く準備の期間が取れる。東京五輪を超えるコンディションに、最大の力を出せるように、そこに向けて作り上げる」と、来年を見据えた。


