卓球男子で世界選手権(20日開幕、南アフリカ・ダーバン)に臨む張本智和(19=智和企画)が、個人戦4度目の大舞台で悲願のシングルスメダルを目指す。

12日は都内で日本代表の公開練習に参加。6月27日に20歳となるが「19歳が世界卓球に出るような、精神状態では間違いなくない。30代ぐらい」と笑わせた。

その言葉からは自信がみなぎる。21年東京五輪や、まさかのシングルス初戦敗退となった前回の世界選手権個人戦(21年11月、米ヒューストン)を経験し「悔しい負け方をした。見直しながら、年齢も重ねながら、少しずつ落ち着いたプレーができるようになってきた」と過程を振り返った。

現在の世界ランクは日本勢最高の4位。最も意識するのは中国勢との対戦ではなく、そこまでの戦いだ。

「中国選手とプレーしたら、自然と100%以上の力が出る。そこ(対中国勢)がテーマというより、絶対にそこまで勝ち上がる。挑戦権を手にするのが、男子では大事なことだと思います」

今回の世界選手権は24年パリ・オリンピック(五輪)の代表選考ポイントが付与される。張本は24年1月まで続く選考レースで現在323・5点を記録し、2位の戸上隼輔(明治大)に73・5点差とトップを独走。世界選手権は優勝200点、2位160点、4強120点…と獲得できるポイントも大きい。

「10代最後の国際大会。一番の目標としては水谷(隼)選手を超える。(シングルス8強が最高だった水谷さんが)なし得なかったメダルを取って証明する。ここから10年、15年と日本代表の顔であると証明する大会にしたいと思います」

全ての経験を、1戦1戦に注ぎ込む。【松本航】