ラグビー「リーグワン」で2連覇を目指す、埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)の強さとは-。
リーグ1位の埼玉は20日、東京・国立競技場で同2位クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの決勝に臨む。16日は埼玉・熊谷ラグビー場で非公開練習を行い、フランカー大西樹(27)が強さの秘訣(ひけつ)を語った。
練習を終えたすがすがしい表情の大西は「強さ」について少し考え、その理由に選手層の厚さを挙げた。
その筆頭に早大出身で入団2年目の長田智希(23)の名を出した。複数のポジションをこなし、けが人が出ても瞬時に入れる若手の盤石な準備を「どのポジションでもすごい」とたたえた。13日の準決勝ではメンバー外となった同じポジションの布巻峻介(30)と谷昌樹(32)の準備に手を抜かない姿にも「本当にすごい選手」と尊敬のまなざしを向けた。「誰が出てもいけるチームなので強いのかな」と明かした。
さらに当たり前のことを丁寧にこなす大切さを説いた。多国籍な中でも、共通のサインを確実に覚えたことを前提に、ピッチ上で初めて交わせるコミュニケーションがある。特に控えは「フランカーだと、たまに6と7(左右)で変わる」と覚えるサインが多いが、肝となるサインは頭に入れ、グラウンドで動きながら覚える習慣がついている。
全員が基礎をきちんとこなし、それが埼玉の強さとなっている。迎える決戦の日まで、チームでおごらず進んでいく。【佐瀬百合子】


