2023-24年シーズンが幕を開け、昨季のグランプリ(GP)シリーズ銅メダル2個の住吉りをん(19=オリエンタルバイオ/明治大)が出場し、SP55・51点で首位だった。
「自分の今までにない一面を出したいなと思って選んでもらった」という新しいSP曲は「Blood in the Water」。オリエンタルムード漂う調べに乗った。
冒頭のダブルアクセル(2回転半)は危なげなく決めたが、その後のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプで出来栄え点(GOE)マイナスを記録。最後の3回転ルッツも転倒した。それでも、ステップシークエンスでは会場からの手拍子を受けて、安定した滑りを見せた。
今季の開幕プログラムを「ジャンプがそろわなかった」としながらも「(お披露目した)5月のショーの時よりも、まとまったプログラムができたんじゃないかな。まだ体になじんでなくて緊張したけど、手拍子のおかげで体が結構乗っていつもより動けました」と一定の手応えを口にした。
今季は、自らに大きな課題を課して臨む。「昨季は優しくキレイに、というところで結構得意な動きだった。今年は自分にとってはちょっとハードルの高い、強かったり妖艶な感じだったりも出せたらいい。シーズンを通してもっと格好良く、大人っぽくできたら」と力を込めた。
シニア本格参戦2年目。「本当にたくさんの試合に出たい」と経験を積む。目標は、14位に終わった昨年末の全日本選手権での雪辱だ。「去年の悔しさを晴らせたらなって」と先を見据えていた。【勝部晃多】


