アメリカンフットボール部員が大麻とみられる薬物に関与した疑いがある日大は2日、監督やコーチら指導者、退部者まで含めた全部員から聞き取り等の調査を実施している、と本紙取材に回答した。現時点で東京・中野区の同部寮内で違法薬物が発見された事実は確認できていない、とした上で「調査の結果、犯罪の事実等、不適切な事実が確認された場合には厳正に対処する」とコメントした。3週間ほど前、寮で部員が大麻を使用しているとの情報提供があり表面化した。
1940年(昭15)創部で、大学日本一を決める「甲子園ボウル」では関東最多の優勝21度を誇る。18年には関学大との定期戦で「悪質タックル」を見舞って社会問題となり、体制を一新して再建していた。20年に甲子園ボウル返り咲きも、21年8月に再び監督が交代して低迷。2季連続で関東大学リーグ1部上位TOP8の7位に沈んでいた。
大学側は先月22日に部の保護者会を開き、確認事項を説明。警察には相談済みとし、全体練習を控えている。日大に調査と報告を求めていた関東学生連盟は同31日に回答を得たが、内容が不十分なため再報告を要望。この日の理事会前に2度目の回答が届いたが、不十分なため再々の調査と報告を求める方針を固めた。
今季リーグ戦は9月2日に法大-日大の強豪対決(東京・アミノバイタルフィールド)で開幕する予定だが、状況は流動的。日大では20年1月にラグビー部員が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されている。


