日本代表(世界ランキング36位)がニュージーランド代表(同26位)を79-72で破った。第2クオーター途中に逆転して41-39で折り返すと、後半も競り合う展開ながら終盤に突き放した。2カ月ぶりの実戦復帰となった河村勇輝(22=B1横浜BC)は、約18分の出場で7得点7アシストと存在感を示した。

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約2カ月ぶりの実戦で、河村が早速躍動した。第1クオーター(Q)残り1分3秒、大歓声に迎えられてコートイン。第2Qには味方シュートのこぼれ球を拾ってレイアップシュートを決めた。後半も奮闘。第4Q途中に渡辺飛のダンクをアシストするなど、鮮やかなパスで得点機を何度も演出した。さらにジャンプシュートや3点シュートを決め、終盤に得点を重ねて勝利を引き寄せた。

試合後にはコート上のインタビューで「2カ月間試合に出られず、むずむずしていた。試合に出られて楽しかった」と笑顔。「自分の強みは守備やペイントアタック。そこは重点的に考えながらプレーした」とうなずいた。

正式にプロ選手となった22-23年シーズンはBリーグで大活躍。横浜BCをプレーオフのチャンピオンシップ(CS)に初めて導き、自身はMVPや新人賞などのタイトルを獲得した。

真面目な受け答えで“優等生キャラ”の印象が強いが、日本代表チームメートの富永によれば「めっちゃ子どもですよ、アイツ」。富永はこの日も宿舎で、河村に部屋のカギを隠されたと明かす。そんな仲の良い2人が、コート上で息の合ったプレーを見せた。

レギュラーシーズン終盤に脚部を痛めた影響で、先月の河村は国内外での強化試合4試合を欠場した。トレーニングやリハビリを重ねてコートに戻ったこの日は「パワーアップした姿を見せたいと思っていた」。沖縄W杯へ向けて、さらに大きくなっていく【奥岡幹浩】

◆河村勇輝(かわむら・ゆうき)2001年(平13)5月2日、山口県生まれ。福岡第一高時代にウインターカップ2連覇。直後の20年1月に特別指定選手としてB1三遠に加わり、当時のB1最年少出場記録や最年少得点記録を更新した。東海大在学中から特別指定選手としてB1横浜BCでプレー。22年春に東海大を中退し、完全なプロ選手として横浜BCでの活動を発表。22-23年シーズンはレギュラーシーズンMVPや新人賞に輝いた。尊敬する人物は元米大リーグマリナーズのイチロー。身長172センチ。

 

◆24年パリ五輪への道 8月開幕のW杯でアジア勢最上位になれば、パリ五輪切符獲得となる。一方で、上位16位以内かアジア勢2位に入らなければ、その後の五輪最終予選に出場できず、パリへの道が断たれる。W杯E組に入った日本の世界ランキングは36位。開幕日の25日にドイツ(同11位)、27日にフィンランド(同24位)、29日にオーストラリア(同3位)と1次ラウンド(R)で対戦する。上位2チームが2次Rに進み、下位2チームは順位決定戦に回る。