昨季の東日本選手権を制した中田璃士(りお、14=TOKIOインカラミ)が、試合で初めて4回転トーループを着氷し、初優勝を収めた。

ショートプログラム(SP)3位発進ながら、フリー137・23点で合計201・82点をマーク。「久しぶりにまとめた演技が出来てうれしいです」と口角を上げた。

冒頭の4回転トーループ。勢いよく氷を蹴り、高々と跳んだ。危なげなく降りると、スタンドから大きな歓声があがった。

心の中で「よっしゃ!」とつぶやき、ガッツポーズを繰り出したくなったが、「ここから失敗したら意味がない」と冷静だった。その後も連続ジャンプを次々と着氷させた。

「4回転を降りたことで楽になった。あとは日頃から跳べているジャンプだから、落ち着いて跳ぼうと思いました」

平静を保ったことが、逆転優勝へとつながった。

今季はフリー「007」を継続。ジャンプだけでなく、曲のつなぎや振付のキレにも重きを置く中「今日は全然まだまだで、滑りが速い」と反省も忘れなかった。

1週間半後には、ジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦タイ大会(8月23~26日、バンコク)が控える。「フリップトーの間を意識したい」。課題を修正し、タイでも力を示す。