22年北京オリンピック(五輪)代表の河辺愛菜(18=中京大)が、SP68・27点で首位発進した。
新SP曲「Haunted/Lick It」にのせて冒頭のダブルアクセル(2回転半)を着氷させると、ルッツ-トーループの連続3回転も降り、最後の3回転フリップも着氷。後半は、観客の手拍子に合わせて鮮やかなステップを披露し、大歓声の中で演技を終えた。
演技後は、樋口美穂子コーチと「ステップでミスしちゃった」と得点への影響を危惧したが、結果は8月のげんさんサマーカップの得点(64・23点)を上回る高得点。
「高い点数頂けたので今の所は満足。ミスしたところは次の試合のショートで直したいなと思います」。ホッとしたような笑顔を浮かべた。
3本のジャンプ全てを着氷させたが、演技前には不安もあった。
「このリンクに来てから(ジャンプが)不安だったので、楽しめるかなっていう不安があったんですけど。思った以上にすごい歓声で、お客さんもすごい人数がいらっしゃったので、それ(不安)が吹き飛ぶくらいの楽しさで滑りきりました」。
24日にはフリーが行われる。
河辺は「今シーズンはフリーでボロボロになってる」と苦笑いし「高い目標を置きすぎずに、練習通りと思ってやりたい」と話していた。