昨年大会優勝の江川マリア(19=明治大)が68・80点で首位発進を決めた。
新プログラムは「River flows ln you」。使用選手が多い曲になるが、「すごい繊細な曲なんですけれども、自分のスケート自体は大きくダイナミックに動くのが基本としてあって。その中に繊細さを出す、メリハリやギャップをすごい意識して練習してます」と作り上げてきた。
冒頭の3回転ルッツはスピードあふれる軌道からの雄大な跳躍。ダブルアクセル(2回転半)では「坂本花織ちゃんの幅とスピードを自分もだせるようになりたい」と取り組んできた成果を感じさせるジャンプを見せた。後半の連続3回転トーループも鋭く舞って加点を引き出した。
2連覇に挑む立場になるが、「去年は自分の中では、たまたまという感じがしてて。今年が自分の本当の実力が試される感じがしてる」という。「プレッシャーはなかったんですけれども、すごい頑張ろうって思って練習してきました」と発奮材料としてきた。24日のフリーで、実力を確信できるような結果を残す。