22年4大陸選手権4位の三宅星南(21=関空スケート)が、69・43点で5位につけた。
青い花柄の白シャツに黒のネクタイ、黒のパンツ姿で登場。新SP曲、ウエストサイド物語の「マリア」が流れ出した瞬間、ポケットに手を入れて滑り出し、たちまち雰囲気をつくり上げた。
「思い切ってできました。明日も攻めの姿勢でやりたい」
序盤の4回転サルコーとトリプルアクセル(3回転半)は転倒。それでも、ルッツ-トーループの連続3回転は降りて、しなやかなスケーティングも披露。内容に手応えをつかんだ。
三宅は、新SPについて「自分の良さを引き出せるように(長光)歌子先生が勧めてくれました」と明かす。
演技では「最初は何が起こっているか分からず、だんだん分かってきて喜びが爆発する」様子を表現する。
「(ウエストサイド物語の)一場面を2分50秒で表現できたら」。新プログラムへの思いを口にした。
フリーは、10月1日に行われる。
1位は81・07点の壷井達也(シスメックス)。2位は77・14点の佐々木晴也(京大)、3位は74・83点の織田信成(大阪スケート倶楽部)だった。