日本代表(世界ランキング5位)は第3戦で同20位のチュニジアに3-0でストレート勝ちし、通算2勝1敗とした。
今大会初スタメンのミドルブロッカー(MB)高橋健太郎(28=東レ)がエジプト戦で喫した大逆転負けの重苦しい雰囲気を振り払った。「緊張しました。本当にストレートで勝てて良かったです」と安堵(あんど)の表情を見せた。
9得点を挙げた。アタックでは速攻から成功率100%の6得点。第3セット(S)には2連続となるサービスエースもマークした。
エジプト戦の反省を今大会初のストレート勝ちにつなげた。「前回の敗戦からチームでしっかり話し合いをした。今日は本当にチーム一丸となって絶対に勝つんだと言う気持ちで臨んだ」と並々ならぬ覚悟でコートに立った。第3Sにはブロックに入った際に右手の指を痛めるアクシデント。顔をゆがめたがプレーを続行し「もう全然大丈夫です」と笑顔を見せた。
4日はトルコ戦。「全勝する気持ちで頑張っていきます。皆さん引き続き応援よろしくお願いいたします」と巻き返しを誓った。
◆パリへの道 パリ五輪出場枠は開催国フランスを含む12。五輪予選のW杯バレーは、世界ランキング上位24カ国が8カ国ずつ3組に分かれ、総当たりで対戦。ブラジル(同A)、日本(同B)、中国(同C)で30日に開幕し、各組上位2カ国の計6カ国ずつが出場権を得る。残る5枠はネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド終了時(6月)の世界ランキングで決定。日本がW杯バレーで出場権を逃した場合は、VNLに出場し、ポイントを重ねてランキングをより上位に上げることが必要。W杯バレーでの大陸別の切符獲得状況も、重要な要素となる。