【バンクーバー(カナダ)=阿部健吾】ショートプログラム(SP)4位の三浦佳生(18=オリエンタルバイオ/目黒日大高)はフリー1位となる177・09点をマークし、合計257・89点で2位に入った。「ショートから順位を上げたという点は、すごく良い収穫かなと思います」と手応えを得た。

前日のSPでは相性がしっくりこないリンクに「スピードを出す分跳ね返される」と不安を口にしていたが、この日は日本からのアドバイスを力とした。試合の数時間前に田内誠悟(富士FC)から着信。それ自体は「暇電」だったというが、その場には田内のコーチを務める安藤美姫さんも居合わせていた。リンクに苦戦する三浦へ、助言を授けられた。

「硬いけど表面は柔らかい氷だよね。もっと楽に締めにいったほうが跳びやすいよ」

その言葉を意識した三浦は、フリーで安定感のあるジャンプを披露。冒頭でトリプルアクセル(3回転半)-3回転サルコーの連続ジャンプをGOE(出来栄え点)で2・51点の加点を導くと、2本目の4回転トーループも成功させた。

4本目のトリプルアクセル(3回転半)こそ転倒したが、後半5本目では4回転-3回転の連続トーループを決めた。

「まさにその通りだった。今日はそれを意識してやったので、良かったと思います」とうなずいた。

次戦はGPシリーズ第5戦フィンランド大会(11月)に出場する。GPファイナル(12月、中国)出場へは、現状の立ち位置を「崖っぷち」と表現。その上で「次戦では優勝を狙って頑張りたい」と闘志を燃やした。

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