ラグビー日本代表のヘッドコーチ(HC)に9年ぶり復帰が決まったエディー・ジョーンズ氏(63)が14日、強化プランを語った。都内で行われた就任会見に出席。日本語で「チョウソク」と口にし、走る速さはもちろん、思考の回転速度などにこだわる姿勢を示した。日本協会は27年ワールドカップ(W杯)オーストラリア大会で優勝を目指す方針を掲げており、同氏は第1関門として8強に照準。高校生、大学生年代にも積極的に着目し、一貫性を持って強化を進める。
<エディーHC一問一答>
-退任した15年から代表が強くなっていると感じる
ジョーンズ氏 前回、私から引き継いだジェイミー(・ジョセフ前HC)と、スタッフの皆さんの素晴らしい仕事に感謝したい。とてもチームを強く育ててくださり、本当にうれしい。
-将来性があり、招集したい選手は
ジョーンズ氏 リーグワンを見て、やはりポテンシャルが高い選手がたくさんいると思う。そのクオリティーを見ても、より若い選手たちが、そこから学べること、目指したいことを実践されていると考えている。日本代表にも日本人の選手をもう少し増やしていければ、という希望がある。
-15年W杯前と比べ(現行はリーグワンが5月閉幕で)強化期間が短くなった
ジョーンズ氏 トレーニング方法が非常に大事。昔は長くハードなトレーニングで、フィットネスをビルドアップすることに重点が置かれた。これからはスピード+パワーが必要。トレーニングの方法を少し変えていかなければならない。
-日本のファンへ約束を
ジョーンズ氏 今年のアイルランドは(W杯開幕前のランキングが)世界1位。国が一丸となり、強いチームを作ろうと尽力した結果といえる。W杯は準々決勝敗退となり、国を挙げて努力をしても、必ず1位になれるわけではない。我々にコントロールできないこともある。ただ、ベストになるための環境を整えることは、我々にできる。選手たちのポテンシャルを最大限に引き出したい。
◆日刊セレクト理由 即戦力と将来性を融合させて選んだ。全国大学選手権3連覇を狙う帝京大主将のフッカー江良、フランカー奥井らはリーグワンでも即戦力候補。1学年下のフランカー青木も世代屈指の存在だ。南アフリカ出身で東洋大ロックのウーストハイゼンは211センチ、132キロと国際レベルで通用する体格を誇る。早大1年のWTB矢崎は今季のU20日本代表に“飛び級”で名を連ね、主力として活躍。長崎南山高のプロップ本山は小学生時代から相撲に取り組み、U20日本代表の新HCに就任した大久保直弥氏(48)が名前を挙げて注目している。


