7年連続出場となった山下真瑚(20=中京大)が69・92点で2位発進を決めた。
国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベスト(66・30点)を大きく上回る会心の演技。鍵は「呼吸」にあった。
フリーへの意気込みを聞かれた時だった。「呼吸をすることです」。詳しく聞くと、リラックスのためなどではなく、まさしく息を吸うことが大事だった。「息がすぐ止まっちゃうんですよ、真瑚は。それをトレーナーさんとお話ししてた時に、もしかしたらフリーも曲かけの時に息が止まっちゃってるんじゃないかなと思って」と照れたように振り返った。
日常生活でも集中すると呼吸が止まるクセがあった。氷上でも注意してみると、効果はてきめん。「気を付けてみたら、意外とその日から結構調子が良くて。最後にもう全然動けなくなっちゃうってことがなくなります」と成功のコツを見いだした。
ショートはフリーよりは演技時間は短いが、「ショートもフリーも息を吸うことが大事」。この日も注意しながら、3回のジャンプ、スピン、スエップシークエンスでは最高難度のレベル4を並べた。「滑る前からすごく楽しくて、全然緊張もしなくて、すごいいっぱい上手な選手がいる中で、久しぶりに後半グループで滑れて、すごく幸せだなと思いながらゆったり滑りました」と好演技につなげた。


