日本バレーボール協会(JVA)は5日、24年度の女子日本代表チームの登録メンバーを発表した。

埼玉上尾のアウトサイドヒッター黒後愛(25)が、3季ぶりに代表復帰を果たした。エースとして期待を背負った21年の東京五輪に続き、2大会連続での五輪出場を目指す。

黒後は、東京・下北沢成徳高から17年に東レに入団。18~21年まで4年連続で日本代表に選出された。しかし、21年の東京五輪で25年ぶりとなる予選敗退を喫し、21-22年シーズンは体調不良のため休養。復帰した昨季はリーグ戦37試合に出場していた。

今季から埼玉上尾に加入。180センチの長身を生かした力強いスパイクで3季ぶりに3桁得点を挙げ、チームの3位に貢献した。「オフェンスが良かったりディフェンスが安定したり、自分の中では波があったが、入団してからたくさん声をかけてもらってチームに入りやすかった。上尾の雰囲気がすごく好き」と話していた。

5月から始まるネーションズリーグ(VNL)、その先に待つパリ五輪へ、登録メンバーの中から12~14人に絞り込まれる。黒後が再び、トップチームで輝きを放つ。