体操男子のパリ五輪代表で、NHK杯を右手のケガのため棄権した東京五輪2冠の橋本大輝(22=セントラルスポーツ)の状況について17日、日本協会の水鳥寿思男子強化本部長(43)が詳細を説明した。橋本は15日の会場練習の平行棒で痛め、16日に「右手中指側副靱帯(じんたい)損傷」と診断を受けていた。
「やりたいという気持ちと、すごく悔しいという思いがありつつ、今は前を向きたいと、そういう状況になっていました」「次に向けてやっていくべきだということをトレーナー、コーチと話をしながら、今はしっかりオリンピックに向けて頑張っていきたいということを言ってくれた」。水鳥強化本部長は本人の気持ちを代弁するように、やりとりを明かした。
パリ五輪代表最終選考会を兼ねる今大会。橋本は昨秋の世界選手権で個人総合2連覇などの成績により既に代表入りしていたが、4連覇がかかり、前哨戦と位置付けた大会でファン、周囲への雄姿を見せたかった。
ケガの度合いとしては、「期間的なことを考えたら、そこまで大きく影響はない」(水鳥強化本部長)という。5月中は手を使う練習は避けながら加療に努め、6月から本格的な練習を再開していく見込み。今年は4月の全日本選手権の1試合のみでパリ本番へ臨むことになるが、「全日本で彼がオリンピックでやりたいと思っているものっていうのは取り組みましたし、NHK杯で新たな技の挑戦はなかったので、そういう意味では心配はない」と話した。


