新潟経営大で今春発足したクロスカントリースキー部が、部員1人でこの冬から各大会に参戦する。宮崎遼周(りょうしゅう)監督(25)のもと、選手は大石旬哉(1年)1人のみで、全日本学生スキー連盟の3部に登録。シーズン本格化を見据え、練習にも熱が入っている。
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監督と選手のマンツーマンでの部活動。宮崎監督が「2人なので動きやすい。突発的に合宿を入れたりする」と言えば、大石も「いい練習ができている」とポジティブだ。夏場はランニング、ローラースキーなどの陸上練習が中心。普段から授業終了後だけでなく、空き時間を見つけて体を動かす。残雪がある5月には、宮崎監督の母校早大の長野合宿に参加。実戦練習を積んできた。
宮崎監督は「シーズンのスケジュールは1部の大学と同じように進める」という。11月からは北海道で合宿に入り、“公式戦デビュー”は12月の学生チャンピオンスキー(北海道)を予定。来年2月にはインカレも控える。大石は「練習をきちんとこなして、上位を目指す」と気合十分だ。
小出高時代に国体のリレーで優勝経験がある宮崎監督は、「いずれは新潟で指導をしたかった」と、早大大学院で冬季スポーツのコーチングを勉強。地域密着のスポーツ振興を掲げる大学と思いが一致した。愛知出身の大石は、同大学にクロスカントリースキー部が創設されることを知って受験。愛工大名電で全国高校総体、国体、全国高校選抜に出場経験があり「将来は、ウインタースポーツに関わる仕事をしたい」という目標がある。
宮崎監督は「新潟でクロカンを頑張ってきた選手が、新潟の大学で続けられる環境がある意味は大きい。もちろん他県からも来てほしい」と話す。目的は競技そのものの受け皿になること。大石は「部の歴史をつくっていける楽しみがある」と、たった1人からの第1歩に、意欲をみせた。【斎藤慎一郎】
◆宮崎遼周(みやざき・りょうしゅう)1999年(平11)4月2日生まれ、小千谷市出身。小千谷中3年時に陸上の全国中学駅伝で2位。小出高2、3年時には国体スキー距離リレーで連覇。早大に進み、1年時のインカレ10キロクラシカル5位。早大大学院を修了し、24年4月から新潟経営大の技術職員。
◆大石旬哉(おおいし・しゅんや)2005年(平17)11月27日生まれ、愛知・豊田市出身。5歳からスキーを始め、愛工大名電高でスキー部に所属し、クロスカントリーに取り組む。2、3年時に全国高校総体、全国高校選抜、国体に出場。171センチ、60キロ。


