世界ランク5位の山口茜(27=再春館製薬所)が史上最多タイとなる4度目の優勝を果たした。

全種目を通じて日本勢でただ1人決勝に進出し、同14位のオンバムルンパン(タイ)に2-0(21-11、21-10)でストレート勝利。3大会連続で8強となったパリオリンピック(五輪)後では初の大会で、13年、19年、22年に続く戴冠を手にした。「とてもうれしいです。自分のことながら、同じ大会で4回も優勝するなんてすごいなって思います」と笑みを浮かべた。

第1ゲーム(G)から相手を圧倒した。ネット際の攻防や打ち合いで上回り、主導権を握った。五輪から約2週間半で迎え「1回戦負けでもおかしくない」とコンディションは万全ではなかったが、信条の「楽しむ」を前面に押し出したプレーを展開。「いいプレーをしようと、前向きな気持ちでできた」と好循環を生み、1度もリードを奪われることなく43分で勝ち切った。

今後については「考え中というか、自分の気持ちと向き合い中なので、来年について私自身も分からない」と語るにとどめた。直近では27日開幕の韓国オープンに出場予定。「ケガをしないよう、体調崩さないように、元気にプレーしたいと思います」と視線を向けた。

◆山口茜(やまぐち・あかね) 1997年(平9)6月6日、福井県勝山市出身。3歳からバドミントンを始め、小学生の頃にパリ五輪陸上女子やり投げ金メダルの北口榛花と対戦経験がある。13年勝山高1年時のヨネックスオープン(現ジャパンOP)で世界バドミントン連盟(BWF)スーパーシリーズ最年少制覇。世界ジュニア選手権金メダル。14年全日本選手権で初優勝。高校卒業後の18年に再春館製薬所入社。同4月に世界ランク1位。21年から世界選手権2連覇。五輪は16年リオデジャネイロ大会から3大会連続8強。身長156センチ。