パリオリンピック(五輪)バレーボール男子代表アタッカーの甲斐優斗(20=専大)が、4年後の主役候補に名乗りを上げた。

26日、スポーツ用品ブランド「デサント」が主催する東京・豊島区の中学生を対象としたマルチスポーツイベントに、競泳の本多灯(イトマン東進)、ブレイキン(ブレイクダンス)の村上結菜(ダンサー名YUINA)らと参加。「初めて」と語るバレーボール教室の講師役で登場し、35人の子供たちにサーブやパスなどの基本動作をレクチャーした。自ら力強いスパイクを披露するなど実技指導も行い、「パリ五輪でリリーフサーバーに行くときよりも緊張した」と話して、笑いを誘った。

パリ五輪では主にセット終盤のリリーフサーバーとして出場も、準々決勝でイタリアに敗れ、目標のメダル獲得には届かなかった。それでも、初めて夢舞台を経験し「よりバレーボールが好きになった」という。早くも目線は、28年ロサンゼルス五輪。同ポジションには石川祐希(ペルージャ)や高橋藍(サントリー)ら高い壁がそびえるが、「主軸は目指していきたいし、このオリンピックで得た者を周りに還元しながら、中心となっていけるようにしっかりしたい」と目を光らせた。

昨季はフランスリーグに挑戦も、今後については「先のことは考えていない」と未定。当面は9月1日から始まる大学秋季リーグに参戦予定で「お世話になっているので、1位を取って恩返ししたい」と語った。9月に21歳の誕生日を迎える大学生スパイカーが、虎視眈々(たんたん)と日の丸のエースの座を狙う。