日本バドミントン協会が1日、都内で強化本部説明会見を開き、ベンディゴ国際(10月9~13日)への出場を希望していた男子シングルスの斎藤駿、同ダブルスの目崎駿太郎、藤沢佳史組(いずれもトナミ運輸)のエントリー手続きに誤りがあったと公表した。女子ダブルスの五十嵐有紗(BIPROGY)桜本絢子(ヨネックス)組のデンマーク・オープン(10月15~20日)のエントリーミスに続き、9月だけで2件の誤りが明らかとなった。
同協会では22年に公金横領事件が発覚。本年度の強化費は前年度比で約5億円減の約3億円となり、今夏のパリオリンピック(五輪)前には日本代表合宿も大幅に縮小された。その厳しい状況下でも、パリでは日本勢が2種目で銅メダルを獲得。選手たちの奮闘で光が見え始めたが、またも協会が水を差す格好となった。
村井満会長は「パリ五輪で選手たちが活躍し、多くの国民の皆様に関心をいただく機会となったが、そこに水を差す展開となり、心から申し訳なく思っております」と謝罪。「(協会の)体質改善をもっともっとスピーディーに進めていかなければならない」と語気を強めた。
説明会見では、出井宏明企画本部長がエントリー不備の発生要因を説明。従来の手続きはメールでの連絡やエクセル入力といった手作業を伴うフローが多く、所属チームからの急な申し込み内容の変更や取り消し依頼などと重なり、ミスが生じやすくなっていたという。協会で協議を重ね、複数の再発防止策を導入すると発表した。
【主な再発防止策】
◆応急対策
〈1〉国際大会申込の専用アドレス設定による受け付けを開始
〈2〉世界バドミントン連盟(BWF)申請時の複数チェックを徹底するため、同メール受信者に強化本部長とスタッフ2名を追加
〈3〉所属チームへのBWFエントリー結果通知時に各チームでの内容確認、及び確認結果返信を依頼
〈4〉人的作業ミスを防止するため、関係者への締め切りなどの運用徹底を依頼
◆恒久対策
メールへの資料添付をベースとした事務作業のフローから、転記防止、返信ミス防止を目的とした直接入力システム化も含めた対応の検討
◆組織体制の変更
これまで海外派遣のエントリーに関する代表総務チームは強化本部のもとに置かれていたが、村井満会長、朝倉康善副会長の直下へ配置


