新潟・豊栄ジュニアバドミントンクラブの天野愉斗(東豊小6年)が、2025年ジュニアナショナルチームのU-16代表に選出された。運動量を生かした粘り強さと、変幻自在なコントロールショットで相手の動きを誘導して主導権を握る頭脳派。本丸中進学後も同クラブと代表活動で技術を磨き、オンリーワンになるプロセスを歩む。
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天野にとって「代表」と名のつく選手は初めてだ。心は踊るが、慢心はない。「選出された瞬間はうれしかったし『努力してよかった』と思いました。でも、ここで終わりじゃありません」。ナショナルチームは年間を通して活動し、U-16代表の初合宿は6月に行われる予定だ。「自分より年上や、うまい選手がたくさんいる。いい経験で終わらす、そこで強くなりたいです」とビジョンを描く。
いい守備でペースをつかむラリー型。攻撃の「スマッシュは強くない」とまだまだ発展途上だが、シャトルをコート内のさまざまな位置に打ち分けて相手の体力を消耗させ、ミスを誘ってポイントを積み上げる。吉田要一代表(46)も「クリアやドロップといった守備の球が強い。ラリーをしてると相手が疲れる。これは不思議(笑い)」。同じミスを繰り返さず、競り合いで強さ発揮する精神面もピカイチだ。
真摯(しんし)に競技に取り組む姿勢、向上心で1つずつ目標をクリアしてきた。小5の冬に出場した23年の全国大会は1回戦負け。悔しさをバネに、直後にクラブで遠征したタイの大会で好成績を残し、「次は全国で勝ってナショナルチームに入りたい」と高い目標を設定。努力のギアを上げると、小6になった24年は8月のABC大会で全国5位入賞。続く12月の全小でも8強入りし、ナショナル選考会への参加資格をゲット。全国初戦敗退から1年で急成長し、U-16代表入りをつかみ取った。
金の卵には県外の名門中学がほれ込み、推薦の話がいくつか届いた。新潟は優秀な選手が中学進学のタイミングで県外に出ることが多いが、天野は強い覚悟で残る決断をした。「豊栄ジュニアで強くなれる。代表活動で自分に足りない部分に気づいて、クラブで上達していきたい」。最終目標はオリンピア。夢に向かって努力を続けていく。【小林忠】
◆天野愉斗(あまの・ゆうと)2012年(平24)6月30日生まれ、新発田市出身。しばたシャトルモンキー(東豊小1年から)-豊栄ジュニア(同小5年途中から)。24年はABC大会全国5位入賞。全小8強。158センチ、50キロ。右利き。O型。


