サントリーサンバーズ大阪がウルフドッグス名古屋を下し、通算2勝1敗で決勝進出を決めた。

第3戦で初めて第1セットを名古屋に取られたサントリーは、第2セット開始から佐藤謙次(28)を起用。この交代が流れを引き戻す一因となった。

第2セット開始からまもなく、佐藤が名古屋の山崎彰都のアタックをブロック。嫌な流れを吹き飛ばす大仕事で、存在感を示した。

重要な場面で起用された佐藤は、周囲が抱いているだろう不安を打ち消す覚悟でコートに立っていた。「たぶん周りの選手も会場も、この場面で急に出てきて『お前やれるのか?』っていう気持ちがあったと思う。でも僕は『やれるぞ』というところを示せた。そのおかげで自信持ってその後のプレーにつなげていけたと思うし、周りの選手も『なんかこいつ今日はやれるんじゃないか』みたいな感じで持ってもらえたんじゃないかなと思う」。周りの見る目も変えたビッグプレーを振り返った。

ブロックで決められたことは、自身にとってもチームにとっても大きかった。「僕が試合に定着して出られない理由の1つに、ブロックの課題がある。でも試合に出る以上は『まとめてやる』、『流れを変えてやる』っていう気持ちを持ってやっている。あの場面、山崎選手を僕が止めたと思うが、彼はミドルとかサイド、いろんなところから攻撃してきていて、乗せたくない相手だった。どうしても止めてやるっていう気持ちがあった。だからこそブロックにつながったんじゃないかなと思います」。課題意識を持って取り組んできたブロックでの成功が、流れを呼び込んだ。

佐藤は24-23のセットポイントでサービスエースも決めた。これで第2セットを締め、逆転勝利につなげた。

【バレー】レッドカード判定巡り波乱 高橋藍のサントリーが決勝進出/SVリーグCS準決勝第3戦