日本女子のエース山口茜(28=再春館製薬所)が、日本勢では全種目を通じて史上最多となる3度目の優勝を果たした。
21年東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)に2-0でストレート勝利。第1ゲーム(G)で21-9と大差をつけると、第2Gも21-13と圧倒した。
連覇した21、22年大会以来、2大会ぶりの頂点。女子シングルスの3度目の優勝は、カロリナ・マリン(スペイン)に並んで史上2人目となった。
◇ ◇ ◇
円熟味を増し、3度目の世界女王の座に就いた。女子シングルスの山口は19歳で2016年リオデジャネイロ五輪出場と若くして世界の舞台で戦ってきた。28歳で迎えた今大会、持ち味のスピードのほか、守りから主導権を握るプレーなどで豊富な経験も見せつけた。「すごくいい大会になった」と達成感に浸った。
女子選手では珍しく、飛びついての強打やトリッキーな動きを駆使する。体への負荷が高いスタイルでもあり、昨年末には右ふくらはぎを負傷した。今季は不本意な成績が続いていたが「めげずに、こつこつやってきた」。けがは治り、今季最大の大会に照準は合った。
所属先の橋本博且コーチは「スピードは連覇した21、22年大会が全盛期だろうが、引き出しはどんどん増える」と評価。世代交代が進む中で、健在ぶりを示した。「今季はなかなか上位に食い込めずにいたので、向かっていく気持ちを持って臨んだのが良かった」と満足げに振り返った。


