ハンドボールの国内最高峰「リーグH」の2シーズン目が6日、各地で開幕する。昨季3位のジークスター東京は、オープニングゲームで同2位ブレイヴキングス刈谷と対戦。敵地で、いきなりの難敵に挑む。チームは就任3季目を迎える佐藤智仁監督(40)の元、これまで鍛え上げてきた守備を土台とし、さらに進化。個性あふれるプロ集団“シン・ジーク”が、悲願の初優勝へ突っ走る。
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1月の世界選手権で日の丸を背負った中村翼(25)は、悔しさをリーグHで挽回する。
8月19日に東京・代々木第一体育館で行われたパリ・サンジェルマン戦。35-36の1点を追う後半残り19秒で、速攻からGKとの1対1の決定機を迎えた。決めれば同点の勝負どころ。しかし、好セーブに阻まれ、試合はそのまま敗れた。フランスリーグ11連覇中の強豪にあと1歩及ばず。大の字になって唇をかみ、「この負けがあったから、リーグで全員が集中して優勝できた、と言えるようにしたい」と誓った。
相手のフランス代表プランディには12得点と大暴れを許した。「エースにあれだけ決められると、チームも乗ってしまう」。リーグH初代王者・豊田合成名古屋のバラスケス、準優勝ブレイヴキングス刈谷の吉野樹ら、ライバルの枢軸を想定しながら口元を引き締めた。
入団4季目の25歳。「いつまでも先輩に頼っているのはダメ。反省を糧に頑張りたい」。全力で存在感を示す。
◆ジークスター東京 18年に前身の東京トライスターズが創部。19年7月に日本リーグ準加盟。20年からジークスター東京として日本リーグ参戦。リーグH(日本リーグ含む)は過去3位が最高。ホーム戦は主にアリーナ立川立飛、ひがしんアリーナ(墨田区)で開催。
◆リーグHとは 日本リーグを前身に生まれた1部制の新リーグで、24年9月に男子14チーム、女子11チームで開幕。リーグ創設初年度の昨季のジークスター東京は、20勝4分け2敗の勝ち点44で、レギュラーシーズン3位。上位6チームによるプレーオフは、準決勝で同2位の豊田合成名古屋に敗れた。豊田合成名古屋は同1位のブレイヴキングス刈谷を決勝で破り、日本リーグからの5連覇で、リーグH初代王者に輝いた。女子はブルーサクヤ鹿児島が頂点に立ち、10連覇中だった北国石川の時代に終止符を打った。


