世界ランクで日本勢最上位の3位の張本美和(18=木下グループ)が、大逆転で8強に進出した。

同12位の陳熠(中国)を3-2(11-13、9-11、11-5、12-10、11-5)で下した。ゲームカウント0-2と崖っぷちに追い込まれながら、3ゲーム連取でひっくり返し、日本女子で準々決勝一番乗りを決めた。

「準備がすごくできていた。たくさん準備をしたので思い切って攻めていこうと思っていた」と明るく振り返った。あらゆる展開を想定しながらプレー。後がなくなった第3Gも「0-2になる準備はしていました」と冷静に攻め切った。

第1Gから点の取り合いとなった中、2ゲーム連続で落とした。ただ、第3Gから反撃。冒頭の4連続得点で勢いに乗ってこのゲームを奪うと、第4Gは6-9から追いつき、12-10で奪取した。

最終第5Gも攻めの姿勢を貫き、序盤で5-1とリード。その後も隙を与えず、逃げ切った。「また1つ成長できた」とうなずいた。

張本は男子の智和の5歳下の妹。24年パリオリンピック(五輪)団体代表で銀メダルをつかみ、今年の全日本選手権ではシングルスで初優勝を収めた。5月の世界選手権団体の中国との決勝では、世界ランク2位の王曼昱を撃破した。

今大会は中国のトップ2が不在のため、第1シードで出場。5日の1回戦では、同じ日本勢で世界ランク13位の橋本帆乃香(デンソー)に3-2で逆転勝利を収めていた。