冬季アジア大会のスピードスケート男子500メートルで金メダルに輝いた加藤条治(25)と銅メダルの長島圭一郎(28、ともに日本電産サンキョー)が3日、カザフスタンから凱旋(がいせん)帰国した。昨年バンクーバー五輪の4強が出そろう中、加藤は五輪覇者・牟太〓(金ヘンに凡)(韓国)らを抑え、2回合計タイム1分10秒00で優勝。「スケーティングは雑でも、体がしっかり動くようにやった成果」と喜んだ。今季は残るW杯最終戦、世界距離別選手権での世界一が目標となるが「大会後はいつも脱力感に襲われるので…。まず休ませてください。それからです」と苦笑した。一方の長島は3位という結果に不満顔を浮かべたが「収穫はあった。どうすればいいか分かったので練習します」と手応えを口にした。