<世界体操>◇6日目◇12日◇東京体育館

 予選3位の中国は、平行棒で滕海浜が大きなミスをした以外はほぼ完璧な演技。底力を発揮して体操ニッポン以来の5連覇を達成し、2008年北京五輪で団体総合と種目別の床運動、鉄棒の3冠に輝いた鄒凱は「今回の優勝が一番うれしい」と声を弾ませた。

 5種目目の鉄棒で張成龍と鄒凱が全体で1、2位の高得点を並べる圧巻の演技で首位に立った。日本はこの種目で2人が落下して明暗を分け、鄒凱は「地元でいつもより緊張していたんじゃないか」と気遣う余裕を見せた。