<テニス:ウインブルドン選手権>◇第9日◇2日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ◇シングルス男子準々決勝

 主催者推薦枠で出場した19歳の新星ニック・キリオス(オーストラリア)の快進撃が止まった。4回戦でナダルを破る番狂わせを演じたが、準々決勝では高速サーブが武器のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に39本のエースを決められ「信じられない速さだった。何もできなかったね」と悔しさをにじませた。

 第1セットを先取し、193センチの長身から繰り出す自身のサーブで15本のエースを奪ったが、そこまでだった。「今回は大きなインパクトは残せた。世界のトップ選手と戦えた経験を生かしたい」と再挑戦を誓った。