<世界体操>◇5日目◇11日◇東京体育館

 78年ストラスブール大会以来33年ぶりの頂点へ、ベスト布陣が間に合った。今日12日の男子団体総合決勝での日本の出場選手が11日、発表された。9日の予選の演技中に脳振とうを起こし、出場が危ぶまれていた田中3きょうだいの末弟佑典(21=順大)は、平行棒と鉄棒の2種目にエントリーされた。立花泰則監督は前日、「出るシミュレーションで考えている」と話していたが、期待通り回復したようだ。田中佑は鉄棒で全体1位の15・600点をマークし、日本の首位通過に貢献した。個人総合予選1位だったエース内村航平(22=コナミ)は、6種目すべてに出場する。チームはこの日、都内で非公開練習を行った。