リーグ3連覇と初の大学日本一を目指す天理大が、完封で開幕2連勝を飾った。前半は攻め込まれる場面があったが、22分にフッカー島根一磨主将(4年)がゴール前のラックサイドを突いて先制トライ。19-0で折り返すと、後半1分にはロック由良祥一(4年)の突進から、ボールを受けたNO8ファウルア・マキシ(4年)のトライで試合を決めた。

守っては8チーム制となった64年度以降初めての同大戦完封で、小松節夫監督は「『まずは2戦目(の同大戦)』と考えていて、ビッグゲームだった。こういう内容で試合ができて良かった」と選手たちを評価。先頭でチームを引っ張った島根も「ディフェンスのところで頑張ることができた。前半の最初は慌てているというか(トライを)取り急いでいるところがあったので、『ゆっくりいこう』と声をかけました」と冷静に振り返った。

次節は28日、花園ラグビー場で近大とぶつかる。大勝にも笑顔をあまり見せない主将は「自分たちの100%じゃない。ディフェンスもペナルティーでしんどくしてしまった。これからもしっかりとやっていきたい」と気を引き締めた。