ラグビーW杯フランス大会に臨んでいる日本代表(世界ランク14位)は17日(日本時間18日)、ニースで過去10戦全敗のイングランド(同6位)に挑む。
チームは14日にチリ戦が行われたベースキャンプ地のフランス南西部トゥールーズから移動。「地中海の宝石」とも称される世界屈指の高級リゾート地、モナコで調整する。
なぜ、モナコなのか-。
普段は、22年サッカーW杯カタール大会日本代表のMF南野拓実(28)の所属チーム、フランスリーグのモナコが使用する今回の活動拠点をめぐった。
◇ ◇ ◇
高級カジノがそびえ、ヨットハーバーの上空をカモメが飛び交う。チリとの1次リーグ初戦を制した日本の、次なる拠点は次なる拠点は地中海を望むモナコだ。
イングランド戦の会場であるフランスのニースから、車や電車で約30分。日本協会関係者は「大会組織委員会から提示されたのがモナコでした」と理由を明かした。
ベースキャンプ地トゥールーズは地元に強豪クラブを擁し、熱狂的なファンで知られるラグビーの街。一転、モナコの街頭にはW杯の旗1本も見かけない。国は世界ランク106位だが、ニュージーランドとの開幕戦を制したフランスが、7月に合宿を張った地でもある。
日本がイングランド戦に向けて利用予定の施設が、南野が所属するモナコの練習場。中心部から左手に地中海を見下ろし、車で20分ほど丘を登る。正確な住所はフランス。昨年9月にオープンし、欧州でも最新のトレーニング環境が整う。モナコの本拠地である海沿いのスタッド・ルイ・ドゥと合わせて、活用される予定だ。
中6日で臨むイングランド戦は、1次リーグ突破への大一番。チリ戦では会場で長渕剛の「とんぼ」「乾杯」が流れ、フッカー堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)は「緊張して力が入った時、口ずさめる曲が流れると、力が抜けてよかった」と喜んだ。次は絶景と穏やかな雰囲気が、日本を後押しする。(モナコ=松本航)




