大相撲九州場所(11月9日初日・福岡国際センター)の新弟子検査が30日、福岡市内で行われ、受検した4人全員が体格基準(173センチ、75キロ以上)を満たした。合格者は内臓検査の結果を待って初日に発表される。

 合格者は場所中に前相撲を取るが、今回から外国出身者の前相撲は、合格した翌場所以降になった。厚生労働省から日本相撲協会への通達に基づく措置で、検査合格後に興行ビザを申請するが、前相撲を取るのは、ビザ取得後に厳格化された。

 この日受けた4人のうち、玉ノ井部屋に入門した九州情報大のサンドイジャブ・トドビレグ(21)、貴乃花部屋所属で鳥取・鳥取城北高のアディヤ・バーサンドルジ(18)は、日本に相撲留学したモンゴル出身者。この2人は、来年の初場所で前相撲を取る見込みになった。