親善相撲のためにオランダを訪れた佐渡ケ嶽部屋は5日夜、アムステルダム郊外で同国初の大相撲公演を行った。トーナメント方式の決勝では、ブルガリアから駆けつけた両親の前で大関琴欧洲が大関琴光喜を寄り倒し、初めて相撲を見る観客から大歓声を集めた。

 日蘭通商400周年を記念して行われたイベントで、同部屋の力士らが髪結いの実演や現地の小学生とのけいこ、土俵開きも披露した。佐渡ケ嶽親方は「相撲を通じて日本とオランダの友好関係がいっそう深まることを祈念します」と話した。公演は6日もある。(共同)