日本相撲協会の生活指導部特別委員会が23日、東京・両国国技館で開かれた。3月に陸奥委員長(元大関霧島)ら若手を中心に11人の親方にメンバーを一新し、外部からは4人が加わった。小暮浩明(日本合気道協会顧問)野呂田芳成(元農水大臣)両氏が新任、山口弘典(日本プロスポーツ協会副会長)山本浩(法大教授)両氏が再任。やくみつる氏(漫画家)は外れた。

 陸奥委員長は再任の2人に「相撲のことをよく考えていただいているのでお願いした」とし、やく氏については「相撲が好きな方だったが…」と話すにとどまった。会議では「師匠を教育していくことが一番という意見が多かった」という。まずは師匠会で各方面有識者による講演開催を決め、第1回として夏場所後に警視庁による暴力団についての講演を開く。