<社会人野球日本選手権・東海地区代表決定戦:ヤマハ3-0三菱重工名古屋>◇2日◇愛知・岡崎市民球場

 ヤマハが4年ぶり18度目の日本選手権(11月13日開幕、京セラドーム大阪)への出場を決めた。先発の右腕・吉村健二投手(24=白鷗大)が3安打無失点とほぼ完ぺきな投球を披露し、公式戦では自身初となる完封勝利。打っても8番嶋岡孝太内野手(27=立命大)が5回に先制2ランを放つなど、三菱重工名古屋を3-0で下し、難なく日本選手権切符をもぎ取った。

 本大会出場にもっとも貢献した選手に贈られる殊勲選手賞を獲得した右腕・吉村は「(嶋岡の)ホームランでだいぶ楽になった。ベンチも盛り上がったし、自分も力まずに投げることができた」とニンマリ。高柳信英監督(55)も「5回に点が入ってリズムに乗った。本当に最後までよく投げてくれた」と吉村の好投をたたえた。日本選手権には過去17度出場して2度の準優勝を経験している。創部50周年の今年こそ初の頂点へ駆け上がる。