<東都大学野球:亜大7-0日大>◇第6週初日◇16日◇神宮

 首位亜大、2位東洋大の上位2校が、それぞれ先勝した。亜大は4回、下平恵司外野手(3年=武蔵工大二)の3試合連続となる3号3ランなどで4点。6回にも3点を加えた。守っては岩見優輝投手(4年=熊本工)が日大を6回無失点に抑え、今季4勝目をマークした。

 長打力が売り物の異色の1番下平が、またも気を吐いた。4回、1点を先制後の2死一、三塁で、左翼へ3試合連続の3号3ラン。「甘い球だけを待っていたら、その通りに高めの真っすぐがきた。思い切って振り抜いた」と会心の笑みで通算5号を振り返った。3、5番など主軸を打っていたが、前週の中大2回戦から1番に。以来3戦連発で、一気にリーグ記録(4戦連発)へ王手をかけた。「先頭でチームを引っ張る1番が性に合っている。記録よりも勝ち続けたい」。4季ぶりの優勝を見据えた。