来夏の日米大学野球選手権に向けた大学日本代表候補強化合宿最終日は11月30日、松山・坊っちゃんスタジアムで紅白戦を行った。登板予定がなかった早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)は、風邪でダウン。グラウンドに姿を見せず、ベンチ裏で休養した。激動の1年、最後の公式行事最終日に疲れが出た。「朝からだるかった。頭は痛くないけど、気持ち悪い」と静養した。

 上級生となる来季は、早大、日本代表とフル回転が期待される。今後は応武篤良監督(50)と面談を行い、卒業後の進路をプロに絞り込む方針。来季への課題は直球のスピードアップを挙げる。「150キロ?

 そうですね。意識したい」と初の大台超えに照準を合わせる。すでにヤクルトが2010年ドラフトの1位候補に挙げるなど、周囲は騒がしくなってきた。

 来夏の日米大学野球選手権に向けて「プロに行くにしろ、これから先に向けて大事な大会だと思う」と引き締める。新日本石油ENEOS・田沢が注目を集める中、メジャー挑戦については「まだ2年生なので(メジャーとの)距離感も何もないです」とし、「いつかは?

 そうですね」と将来的な目標とした。