全日本大学野球連盟監督会が21日、横浜市内で開かれ、大学日本代表の新監督に、近大・榎本保監督(53)が就任することが全会一致で内定。2月27日の同連盟理事会、評議委員会をへて正式決定となる。同13日のFISU理事会(中国、ハルビン)で来年の世界大学野球選手権開催に日本が正式立候補する。「いい色のメダルがとりたい。頂点に立ちたい」と初の金メダルを誓った。

 三重県出身の榎本監督は近大付から近大に進み、00年近大監督に就任。関西の大学から初の代表監督となった。「将来につながる。全国26連盟に門戸が開かれたと思って、その代表として頑張りたい」と抱負を述べた。来年は早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)が4年生になり、好選手がそろう。「今の2年生のピッチャーはいい。守れる、走れるチームを目指す」と意欲をみせる。今夏は日米大学野球で米国代表と5試合行う。任期は2年間で、コーチ人事は2月27日まで榎本監督を中心に3人を人選する。