早大・斎藤佑樹投手(2年=早実)の背番号が今季も「1」に決まった。沖縄浦添キャンプ初日の3日、応武篤良監督(50)が斎藤が熱望する番号に決めた。伝統的に早大のエース番号は「11」だったが「だからエースじゃない、ではない。1は斎藤というイメージを付けたい。11にこだわりはなかった」と新たな伝統を作ることを選んだ。

 斎藤は「1番がいい」と常々話し、既に新グラブにも番号を刺しゅうしていた。この日は3年目で初めて初日をノースローで終えた。4日から合計1000球への投げ込みを開始するが、昨年の1日目250球から「50~100球」に減らす。不動のエースとして、“オレ流”調整で開幕に合わせる。

 初日はヤクルト、西武、ロッテ、楽天のスカウトが視察。来年斎藤を1位指名する方針のヤクルト小田スカウト部長は「今年もドラフト候補は3人いるし、来年は斎藤君がいる」と徹底マークを誓っていた。