<仙台6大学野球:東北福祉大1-0東北工大>◇第4節初日◇5日◇仙台・東北福祉大球場

 東北福祉大の森山一茂(大分・楊志館)は東北工大戦で8回2/3を3安打無失点で、背番号(14)を上回るリーグ戦無敗の15勝目を挙げた。

 前節から中2日で先発した森山は、8回まで散発3安打8奪三振の力投。だが完封勝利目前の9回裏2死から、2者連続四球でマウンドを譲った。昨秋の明治神宮大会初戦(仏教大戦)以来の完封を逃した森山は「少しバテました。きっちり3人で打ち取れるように取り組みたい」と謙虚に話した。

 現役の通算勝利では、東北学院大・阿部にまだ2勝及ばないが、ここまで18試合登板で無敗と「負けないこと」を身上にしている。この日、節目の15勝目を挙げた森山は「計算してできることではないけれど、自分の投球を続けて記録に一歩でも近づけるようにしたい」と意欲。昨秋の明治神宮大会準決勝で対戦した早大・斎藤に対しても「リーグは違っても同じ世代には負けたくない。上(全国)で対戦することがあれば、負けないピッチングをしたい」と自身、3季連続の神宮出場に向けて闘志を燃やした。