「佑ちゃん」「巨クン」初共演だ。全日本大学野球連盟監督会が4日、都内で開かれ、今夏の日米大学野球選手権(7月12日開幕)に出場する大学日本代表候補42人を発表した。早大・斎藤佑樹投手(3年=早実)亜大・東浜巨(なお)投手(1年=沖縄尚学)がともに候補入り。関西の目玉、立命大・藤原正典投手(4年=県岐阜商)は左肩痛の影響で外れた。全日本大学野球選手権に出場する東洋大、法大、近大などの投手9人は同選手権後に選考し、選考合宿(20日~3日間、平塚球場)に参加する最大50選手を決定する。

 日本代表・榎本保監督(53=近大)は最終メンバー22人のうち、投手枠は「8人」との構想を持つ。斎藤のメンバー入りは確実だが、東浜について「大きい舞台を経験すればもっと伸びる。決定はしていないが、最有力候補の中には入ってくる」と期待を寄せた。

 2人は今春のオープン戦で1度対戦したが、面識はないという。東浜は「オーラがあり過ぎて話せませんでした」と振り返る。榎本監督は斎藤の起用法について「応武監督と相談しますが、2回、3回とか短いイニングを毎日投げてもらうのもいいかもしれない」とリリーフでの連投起用を示唆。「佑」「巨」リレーで米国に挑むシーンが見られるかもしれない。