今夏限りで勇退する渡辺元智監督(70)率いる横浜が2試合連続のコールド勝ちで危なげなく3回戦進出を決めた。

 1回に4番公家響内野手の適時三塁打などで2点を先制。2回にはスクイズに敵失なども絡み4得点と序盤で主導権を握ると、最後は1年生の増田珠外野手の適時三塁打でサヨナラコールドを決めた。守っては3投手のリレーで5回まで無安打に海老名打線を抑えるなど、10-0で6回コールド勝ちした。

 それでも渡辺監督は「これじゃ、とてもじゃないがベスト4も行けない。最後まで戦えるのか不安を感じた」とおかんむり。「今日は自分たちの野球ができなかった。運良く勝てた。今後の課題が見つかったのが収穫。選手の適性も確かめることができた」とまとめた。