今夏の甲子園で2度目の全国制覇を飾った東海大相模(神奈川)の創部50周年祝賀会が6日、東京・町田市内で行われ、巨人前監督の原辰徳氏(57)、巨人菅野らOBや関係者約650人が駆け付けた。

 祝賀会で登壇すると、割れんばかりの拍手が起こった。原監督は「私の中で東海大相模の野球部にいることについては2つの顔がある。1つはOBとして、もうひとつは父親である原貢とともに親子で野球をしたことです。『親子でやるのは大変だぞ。それでもやりたいか』と言われ、最初は(入部を)拒否されました」と昨年亡くなった父貢氏(享年78)との思い出に触れた。若いOBも多数出席しており「今、楽をするとそれが(将来)涙に代わってしまう。だから今、一生懸命汗をかくんだ」とエールを送った。

 父貢氏が指揮した時代からの宿敵だった横浜(神奈川)渡辺元智総監督(71)と握手を交わし、労をねぎらう場面も見られた。