春夏通じて甲子園初出場の明石商(兵庫)がサヨナラスクイズを決めて、初勝利を挙げた。

 2-2で迎えた9回裏1死満塁から8番藤井聖也捕手が投前へスクイズを決めた。

 明石商は昨秋公式戦で出場32校中トップの1試合平均4・75の犠打飛を決めてきた。この試合でもスクイズ2本を含め7つのバントを決めた。

 狭間善徳監督は「しびれました。最後はスクイズをすると決めていました。バントで送って少ないチャンスをものにするのがウチの野球」と話した。甲子園初勝利については「大きいというか、みんなで勝ち取った勝利」と嬉しそうだった。