背番号1のエースナンバーを背負う秀岳館・有村大誠投手(3年)が8回のピンチを切り抜け、1点のリードを守りきった。

 6-2から3点を返され、1点差に迫られた1死二塁の場面で3番手として登板。暴投で走者を三塁に進ませ、ピンチを広げたが、相手打者を捕邪飛、一ゴロに仕留め、得点を与えず。9回も3者凡退で切り抜けた。

 「昨日、監督から『最後だ』と言われ、しっかり抑えてやろうと思っていた。1人1人打ち取っていけばいいと思って投げた。甲子園のマウンドは楽しかった」。

 この日の最速は、これまでの142キロを2キロ上回る144キロで「ウエートをしてきてよかった」と笑顔をみせた。