今春センバツ優勝の智弁学園が延長戦の末、2年ぶりの決勝に駒を進めた。

 初回に幸先よく1点を先制するも、その裏、エース村上頌樹(3年)が2被弾で3点を失い逆転される。その後も、点を返しては突き放される苦しい展開が続いた。

 それでも1点ビハインドの7回。7番大橋駿平内野手(3年)が、左中間スタンドにソロ本塁打を放ち同点に追いつくと、迎えた延長10回。1死一、三塁で1番納(おさめ)大地外野手(3年)が左前へ決勝適時打。激闘に終止符を打った。春の王者が苦しみながらも、春夏連続の甲子園出場にリーチをかけた。