奇襲作戦がはまった。福島大会で登板経験のない聖光学院の背番号8右腕・鈴木駿輔投手(3年)が9回7安打5奪三振2失点と好投し、2年ぶりに準々決勝に進出した。

 クラークとの初戦(12日)後に投球練習を再開し、ぶっつけ本番で完投した鈴木駿は「チームの勝利に貢献できてよかった。相手の応援は怖かったです。でも斎藤監督からはその恐怖を克服すれば本当の投手になれるって言われてました」と満面の笑みで振り返った。