東海大福岡が昨年秋の名神宮大会準優勝の早実(東京)に打ち勝って、初の8強進出を決めた。

早実の投手陣、4人に対して、打線が15安打11得点と大爆発。4番の遠藤秀斗外野手(3年)が3打数3安打5打点の活躍に「直球狙いだった。自分も3安打を打つのも初めてだし、チームも11点も取るなんて予想外でした」と自ら目を丸くしていた。

 先発の安田大将投手(3年)も15安打を許しながら、終盤の早実の猛追を振り切った。注目の清宮幸太郎内野手(3年)に対しては「コースではなく高低で勝負しようと話していた通りに投げられた。ファウル1本で歓声が湧く状況でしたが楽しめました」と2安打されながら対戦できたことに笑みを浮かべた。

 杉山繁俊監督(60)は清宮に対して「内角の高めで勝負する対策が実った。それにしても打線がこんなに打ってくれるなんて予想もしてませんでした」と白い歯を見せた。